精神的なサポートが必要

私はリハビリテーションで何どか後縦靱帯骨化症の患者様の対応をさせてもらった経験があります。 50代後半からの出現率が高いです。男性が多かったですし、現に2:1と男性が多い割合で言われています。 後縦靱帯骨化症は頚椎に発症することが多いですが、胸椎にもまれに見られることがあります。 そして、外傷を契機にして急に症状が増悪することがあります。 側面単純X線像、断層画像、矢状断MR像で後縦靱帯骨化症を比較的容易に見ることができる。 後縦靱帯骨化症は頸部に多い疾患ですので、病院へ行きレントゲンをとってもらい画像をみたら直ぐに診断されるでしょう。 頸部を後屈、回旋した際に疼痛を感じる方が多い印象をうけました。また、頸部の背部筋が拘縮していることが多いためしっかりと伸ばしてあげる必要があります。 後縦靱帯骨化症の症状としては疼痛やしびれ、巧緻動作障害、排尿便障害、歩行障害などがみられています。

歩行障害まで経過している方は車いすに乗っている方が多いと思います。 その方はリクライニング・チルト式の車いすがオススメです。また、頸部まで支えのあるものを選ぶと頸部の負担も少なく安楽に生活ができると思います。 疼痛などの影響により関節や筋を動かさなくなることが多いため、筋が硬くならないように疼痛やしびれの感じない範囲で良いのでなるべく動かすようにしましょう。また、筋力低下もみられてくるので、可能な限り日常生活で使用するようにしましょう。例えば頸部の場合、軽い体操をする、ご飯を食べる、会話中に頷くことを意識するなど頸部を使う機会を想像して実践してみましょう。 神経症状も出てきます。しびれに関しては脱感作療法や温熱療法などがありますが、完全になくすことは様々な文献をみましたが難しいようです。 活動に集中することでその時間だけしびれのストレスから開放される方もいました。巧緻動作障害や歩行障害のストレスはかなり大きなもので、より症状の悪化の可能性もあるため、精神的なサポートが非常に大切です。周囲の家族や友人が話をとにかく否定も肯定もせず親身になって聞く姿勢が非常に救われます。